このページでは、私が実際にアンスリウムを育てている栽培環境を公開しています。使用している設備や計測している数値の範囲など、具体的な情報をまとめました。あくまで私の環境での構成であり、これが唯一の正解ではありません。環境設計の一例として参考にしていただければと思います。

栽培スペースの概要

室内の一角を栽培スペースとして確保し、温湿度と光量をできるだけ安定させることを優先した構成にしています。窓からの自然光は使わず、植物育成用のLEDライトで光量をコントロールしています。スペース全体を仕切ることで、室内の温湿度変動の影響を受けにくい環境を作っています。

使用している照明

植物育成用LEDを使用し、タイマーで点灯時間を固定しています。光量は株の配置によって調整しており、定期的に光量計で実測して確認しています。ベルベット系アンスリウムについては常時8000〜12000lux前後を目安にしていますが、品種や順応状況によって配置を変えることもあります。LEDの選定で気をつけているのは、光量の数値だけでなく光の均一性です。スポット的に強い光が当たる場所ができると、葉焼けや退色の原因になりやすいため、拡散性の高いタイプを選んでいます。

温湿度の管理方法

加湿器と温湿度計を組み合わせ、できるだけ安定した環境を維持しています。目標としている湿度は60〜70%前後で、温度は昼夜ともに20℃を下回らないようにしています。夜間の暖房使用時に湿度が急落しやすいため、加湿器のタイマーや設定を調整して対応しています。温湿度計は複数箇所に設置し、場所ごとのばらつきを把握するようにしています。数値を記録しておくことで、問題が起きたときに環境の変化と照合できるようになりました。

通気の確保

通気はサーキュレーターで確保しています。風を直接株に当てるのではなく、空間全体の空気が緩やかに動くよう向きと強さを調整しています。高湿度環境では通気不足が病害リスクを高めるため、湿度を保ちながら空気を動かすバランスが重要です。この点は今も試行錯誤中で、季節によって設定を変えています。

今後変えたいこと・まだ課題に感じていること

現在の環境でも安定して維持できている株が増えてきましたが、課題もまだあります。スペースの制約で置ける株数に限りがあること、品種ごとの光量の最適値の違いが把握しきれていないこと、などが気になっているポイントです。こういった試行錯誤の過程も含めて、このサイトで記録していきます。

アンスリウムの育て方(光量・湿度・温度・用土)はこちら